”縮むから、トップボタン閉めてこれくらい余裕があれば大丈夫”
なんて自分なりのものさしをしっかりお持ちで、糊付きのままジーンズをお買い上げくださるお客様はもはや、絶滅危惧種となっております。
メーカーによる差異や、生地の特性による縮み具合の違い、洗い方、股上、シルエット、季節による乾燥具合の違い、blah blah blah・・・
それはもう、たくさんの要素が関係してくるわけで、「リジットでも大体のサイズが分かる」この境地に至るまでにはそれなりのご経験が必要となります。そして、そんな経験値をお持ちのお客でも、もう、なんか、めんどくさくなっちゃって~テンチョー、糊、落としちゃっていいよー。
とおっしゃるお客様も増えて参りました。
通常の入荷分はウォッシュが入ったものが当たり前となり、店頭のジーンズもほぼほぼ糊落としが済んだ状態。
そして、最近じゃ雑誌でもあんまり糊落としとか言わないんでしょうかね?長年アメカジ系雑誌を購読していないのでさっぱりその辺の事情がわかりませんが、ホント、減りました。リジットでご購入されるお客様。
少ないお小遣いの中で失敗できないお客様だったり、風呂場をインディゴに染めたら家人に怒られちゃうお客様も少なからずいらっしゃるわけで、これはもう、時代の変化といいますか、仕方のないことでもあります。
それでも、最初の糊落としは絶対自分でやりたい。とおっしゃる、”糊落としを楽しむ”熱量が昔から全く変わらないお客様ももちろんいらっしゃいます。
そしてそのジーパンをとことん穿く!
そんな色落ちがこちらです♪
15oz男気生地らしい縦落ちがしっかり出たサムライジーンズ。
蜂ノ巣とか、ヒゲとかのレベルじゃなくて、もう、めちゃくちゃ穿いてますよね?これ?って色味が素敵です。
バックポケットのステッチはすでに閂止めの残骸を残すのみ。縫い跡のインディゴが薄っすらとステッチの思い出を語ってくれています。
夏にはこれくらい色落ちしたジーンズ穿きたくなりますよね。加工じゃなくて、自分で落としたジーンズでそれができるんですから素晴らしいことです。
男気生地愛に溢れたお客様、先日はこの男気生地を使用したデニムキャップをお買い上げいただきました。ここから↑ここまで↓落とす男気。
あっぱれでございます!これからもリジットからボロボロになるまで、存分にお楽しみくださいね♪
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