16年前、店を始めた当初は商品も少なく、売上も無いに等しく笑
自分で穿くなんてとてもじゃないけど許されなかったサムライジーンズ。
しばらくしてようやく意を決して穿き出した、私の記念すべきファーストサムライジーンズは「S0510LXX・芸者モデル」でした。
↓これ。
これをもう、毎日、毎日、穿き続け、、、もうすっかり水色になっちゃっています。リペアの後もそこかしこに。
ヤンピー(山羊革)パッチ。特にお手入れもしなかったけれど、あんまり縮んでいませんね。
6Lot!!! サムライジーンズのロットナンバーは西暦プラス2 ですから2004年モデル。サイズ26インチて(✽ ゚д゚ ✽)当時は痩せてたなぁ笑
芸者モデルと言っても今もリリースされているレディースの芸者モデルとは生地もシルエットも違います。現行芸者モデルは16ozで股上が浅く、付属も違う全くの別物。
S0510LXX芸者モデルは、、、実はS0510XXの革パッチとスレーキを変えただけ。スレキがチェック柄だったんですよね。
リベットがまだサムライオリジナルじゃない無い時代。ユニバーサルの刻印です。
表も無刻印の打ち抜き。
そんでもってこの15ozの生地も現在と違います。
15oz刀耳弱テンションセルビッチ
なんですよねー!
現在のサムライジーンズ15oz刀耳セルビッチは強テンション。打ち込みがかなり強めに入った張りのある生地です。
こちらは逆に弱テンション。コレがね~~~
意外と良いんですよね~~~~
いつの日か生地別注ができたらこの生地を復活させたいくらい。
私のは色が落ちすぎちゃってて良さが伝わりにくいのですが、やり過ぎない自然な縦落ちが出る、とても良い生地でした。
経・緯糸ともに6番手と太番手の糸を使用し、旧式力織機で弱テンション織り。
当時はこの後25ozまで作ることになろうとは思ってもいなかったでしょうね。15ozでも十分ヘビーでしたからね。
ボタンもまだオリジナルじゃなかったんだー!エイジング仕上げのワンスターが使われています。この次の年、Lot7ではサムライオリジナルの鉄製太鼓ボタンに変わっています。
当時はまだ元旦那がお店をやってて、お手伝いしてた感覚でしたからね笑 ボタンがどうだとか、生地がどうだとか、そんなこと意識してなかったな~~~
生地は傷んでますが、ステッチの下糸はノーダメージ。え?スパン?かと思っちゃうくらい。
なんか、綿糸のミシン糸って年々弱くなってる気がします。
昔のジーンズに使われている綿糸って無茶苦茶丈夫らしいです。昔のって言ってもビンテージの類ですけどね。今の綿は品種改良で病気や虫に強くはなったけど、肝心な強度は失われてしまったのかもしれませんね~。
ビンテージのジーパンから解いた糸ならもう一度縫えるくらい強いらしいですからね。今では考えられない強度です。もちろん状態によるでしょうけども。
蜂の巣もわからないくらい落ちちゃってる笑
ほんと穿いたなぁ~~~
カモメステッチは閂止めとステッチ痕を残すのみ。
またこれ穿きたいけど。。。26インチはさすがに無理だなぁ~~~
お店に飾って眺めます。
初心忘れるべからず。の意味も込め。大事にしよっと♪
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